どうも、未だに呼称が決まっていない中南米大好き夫婦です。
2025/07 プロフィールに少しだけ私たちの情報を追加してみました。
メキシコ在住なので何かメキシコの情報発信ができないかなと思い、
月1でメキシコの話題を取り上げるシリーズを始めてみます。
内容は、時事やの身回りで起こった事を取り扱います。
メキシコの気になる話題 2025年7月編
メキシコシティの家賃高騰化の話題
コロナパンデミックの影響で、メキシコには移民(*お金を持っている人たち)が増えた様子。
メキシコはアメリカと接しているため、
昔から働くために中南米からアメリカへ行く人達の溜り場的なポジションでした。

ですが、近年は逆にアメリカからの移民が多いそうです。
コロナでリモートワークが盛んになり、
アメリカより物価が安いメキシコへ移住する動きが高まりました。

特にメキシコシティへの移住者が多いようです。
2025年7月頃は、移住者の多さからくる家賃高騰に対するデモが起こっています。
主に、Condesa (コンデサ) やRoma Norte (ローマ・ノルテ) といった
繁華街からほど近い地区の家賃が高騰しているようです。
日系企業の大半は自動車産業関係であり、それらの企業はメキシコシティよりグアナファト州などに拠点を置いているため、日本人はそちらに多く移住している感じがします。
記事によっては、家賃の高騰をDispararという単語も用いて表現しています。
Disparar
矢や弾丸、花火などを発射することを表現する動詞です。
そのスピード感を用いて急上昇的な意味でも使われます。
ほかにも使い方があるので辞書で調べてみて下さい。
現在CondesaやRoma Norteを歩いたら、
スペイン語と同じくらい英語が聞こえてきます。

家賃高騰に隠れた問題
メキシコシティ内では民泊アプリを介して宿泊できる住宅が数多くあります。
これも家賃高騰に寄与していると考えられています。
ホストが実際に住んでいる物件はまだしも、
宿泊貸出用に借りられている物件も数多くあります。
元々住んでいた人たちが家を出なくてはいけないほど、家賃が高騰してる地区もあります。

2024年末頃からルールを厳格化するなど対応策は講じられているようですが、
改善には至っていない様子です。

また、先ほどのCondesaやRoma Norteでは、
実に25%の住宅が民泊アプリに登録されているそうです。

加えて、メキシコシティ内にある民泊アプリ登録物件のおよそ74%が、
メキシコシティの中心街を成している
クアウテモック (Alcaldía Cuauhtémoc) 、ミゲル・イダルゴ (Alcaldía Miguel Hidalgo) 、ベニト・フアレス (Alcaldía Benito Juárez) に位置しているとのことです。
En Airbnb, 25% de casas en la Roma y la Condesa | El Universal
Alcaldía
本来は市(長)や村(長)、町(長)などといった役職・行政区分・役場を表すスペイン語です。
メキシコシティでは、各区の呼び名に使用されており、〇〇直轄区域と翻訳している媒体もあります。
中心街を歩くと、¡Fuera Gringos! というグラフィティを最近見かけます。
『外国人、出ていけ!』
¡Fuera Gringo!
Fueraは、外へという意味のスペイン語で、罵倒を表す場合は『出ていけ!』的な意味で使われます。
Gringoは、外国人やアメリカ人を指す主に軽蔑の意を持つスペイン語です。
また、地下鉄Revolción駅周辺は家賃問題関係なく、
そもそも外国人をよく思っていない人が集まる所らしく近づかないことをお勧めします。
この家賃問題のデモも活発化しており一部暴徒化する事例もあるようなので、
メキシコシティへのご旅行の際はお気を付けください。
“Fuera gringos”: Así fue la marcha contra la gentrificación en la CDMX | Fotos
個人的話題
自宅周辺に美味しいタコス屋が無くて困っています。

唯一、美味しいと思える場所は
軽くタコス食べるか~
みたいなノリで食べに行けないほどボリューミー。
すごくおいしくて安いですが、量が多すぎる。
タコスの中でもおかずを意味するギサド (Guisado) に分類されるモノだと思います。
Tacos guisadosをおかずタコスと勝手に命名しました。
ちなみに、安くて軽めのタコス屋が近くにあるにはありますが、
2回食べて2回お腹を壊した強敵です。

百発百中。
これがlatino magicoかぁ~。笑
メキシコ人曰く、タコス屋の良し悪しはサルサで決まるとのこと。
確かに、サルサは重要だよね。
来月の記事までにお気に入りのタコス屋が見つかってるといいなぁ。
日本語でタコス (Tacos) と紹介されるトルティーヤに具材をのせて食べる物ですが、
タコスは複数形で現地では1タコスをウン・タコ (Un taco)と呼びます。
あとサルサ (Salsa) は、スペイン語でソースという意味です。
日本ではサルサソースなんて目にしますが、ソースソースになってますよ。
と見るたびに思ってしまいます。
私もまだまだ未熟だなぁ。
まとめ
このシリーズは、メキシコ月報みたいな感じで月末に更新していこうと思います。
時事系と個人的話題の2つに絞って簡潔に書くことを意識していきます。
その他の記事は、随時書いていきますのでよろしくお願いします。